「一日断食」は痩せますか?

こんにちは、トレーナーの新井です。

 

今日もブログを読んでくださり、ありがとうございます。

 

今回は、お客様からいただいたご質問「一日食べて、一日食べないダイエットって痩せますか?」というテーマについて、僕なりの視点でお話ししていきたいと思います。

 

【短期間で痩せたい人ほど飛びつきやすい】

 

「一日断食」「一日おきダイエット」とも呼ばれる方法です。

 

最近では、YouTubeSNSなどでも紹介され、「食べなければ当然痩せる」というシンプルさから、実践される方も少なくありません。

 

たしかに、摂取カロリーが大きく減るわけですから、体重は短期間で落ちます。

 

体も軽くなったように感じ、「これは効果があるかも」と思いやすいのも無理はありません。

 

しかし、ここには大きな落とし穴が隠れています。

 

【体重は減るが、健康は遠ざかる】

 

一日中食べない日を設けることで、体は脱水状態になる恐れがあり、脂肪だけではなく筋肉を分解してエネルギーを作ることが予測されます。

 

その結果、見た目上の体重は落ちますが、「脂肪だけが減った」のではありません。

 

体重が落ちても、

 

・水分不足による頭痛、集中力の低下、便秘

・エネルギー源不足によるイライラや眠気

・栄養素不足による肌荒れや免疫力の低下

・筋肉量の減少によって基礎代謝が落ちる

・将来的には骨粗しょう症、関節の痛み、痩せにくい体質に…

 

極端な断食を繰り返すと、身体は「飢餓モード」に入り、少ないエネルギーでも生き延びようと代謝を落としてしまいます。

 

「痩せにくい体を作る行為」だということを知っておくといいと思います。

 

【「減らす」より「整える」食習慣を】

 

短期的な体重減少ではなく、長期的な健康と体型維持を目指すなら、「1日食べて、1日食べない」ではなく、「毎日少しずつ整える」ほうがはるかに効果的です。

 

3食のうち1食を軽くして、胃腸を休める時間を作る

・夕食の時間を早める

・しっかり水分をとり、血流を良くする、浮腫まないようにする

・たんぱく質、食物繊維、発酵食品を意識して摂る

・筋トレをして代謝を高める、筋肉を落とさないようにする

 

「食べない勇気」ではなく、「食べる知識と選択力」を育てていくことが、最も健全なダイエットにつながります。

 

【焦らず、比べず、自分を大切にするダイエットを】

 

「一日断食」のような方法は、続けるほどに体へのダメージが蓄積します。

 

ダイエットとは、単なる体重を減らすことではありません。

 

「自分の生活を整える力」を育てていくプロセスです。

 

筋肉は、人生を支えるパートナーです。

 

骨は、未来の姿勢や行動の土台です。

 

だからこそ、「今、減った数字」に一喜一憂するのではなく、少しずつでいいので、当たり前のやるべきことを当たり前のようにできるようになっていただきたいと思います。

 

ということで、今日は以上です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

ポジティブ、パッション、パワーの3つのPと、

やる気、勇気、元気の3つの気で、今日もお互いに頑張りましょう(^^)/

 

 

それでは、また明日☆