こんにちは、トレーナーの新井です。
今日もブログを読んでくださり、ありがとうございます。
今回は「酵素ドリンクってどうですか?」というご質問をテーマに、僕なりの視点でお話ししていきたいと思います。
【酵素で痩せるイメージ】
「ファスティング(断食)中に酵素ドリンクがいいらしい」
「飲むだけで代謝アップ!」
「デトックス効果がある!」
こんなキャッチコピーを目にしたことがある方も多いと思います。
酵素ドリンクは、SNSや広告、インフルエンサーの投稿などで人気を集め、「痩せたいならとりあえず酵素ドリンクを飲もう」といった風潮すらあります。
たしかに「健康そう」「痩せそう」といったポジティブな印象が強い商品です。
でも、そのイメージだけで選んでいませんか?
【酵素は飲んでも“そのまま働かない”】
ここで知っておいてほしいのは、「酵素ドリンクを飲んだからといって、体の中でその酵素が直接働くわけではない」という点です。
酵素はたんぱく質の一種で、口から入ると胃や腸で消化され、アミノ酸に分解されてしまいます。
つまり、外から取り入れた酵素は「酵素」として体内で作用しないのが基本的な仕組みです。
「酵素ドリンクで痩せた」という人もいますが、その多くはドリンクに置き換えて食事量を減らした結果であって、酵素そのものの効果ではないケースが多いんです。
酵素ドリンクは、野菜や果物などを発酵させて作られているため、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれている場合があります。
これらの栄養素は、体内の代謝をサポートしたり、不足しがちな栄養を補ったりする役割を果たします。
発酵の過程で生じる乳酸菌や、腸内細菌のエサとなるオリゴ糖などが含まれてるので、腸内環境を整えて、便通の改善や免疫力の向上が期待できるかもしれません。
【あくまで“補助食品”として考える】
僕の考えとしては、酵素ドリンクは「サプリメント程度の存在」として付き合うのがちょうどいいと思います。
・朝食の代わりに酵素ドリンクを飲んで胃腸を休める
・ファスティング中に栄養補給として活用する
・間食代わりに低カロリーの酵素ドリンクを取り入れる
こうした使い方なら、体への負担を減らしたり、生活リズムを整える助けにはなるかもしれません。
でも「酵素を飲んだから代謝が上がって脂肪が燃える!」といった劇的な効果を期待してしまうと、かえって失望したり、無理な制限で体調を崩してしまうことも。
サプリや健康食品全般に言えることですが、「何かを飲めば痩せる」という発想ではなく、「生活習慣を整える中の一要素」として捉えることが大切です。
【イメージではなく、情報で選ぶ力を育てよう】
健康やダイエットに関する商品は、どうしてもイメージ先行になりやすいです。
「身体によさそう」
「なんとなく効きそう」
「モデルが紹介していたから」
そんな感覚だけで選ぶのではなく、自分で情報を調べて、「どんな成分が入っているのか?」「どういう仕組みで体に働くのか?」を一歩引いて見てみることも、とても大切です。
僕は、どんな食品やサプリも「否定する必要はないけれど、過度に期待しすぎないこと」が大切だと思っています。
酵素ドリンクも、うまく活用すれば、気分のリセットや習慣の見直しのきっかけになるかもしれません。
でも、それは魔法の薬ではありません。
基本はいつでも「食事・運動・睡眠・水分・ストレス管理」の積み重ね。
焦らず、比べず、自分のペースで整えていくことが、なによりの近道です。
ということで、今日は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ポジティブ、パッション、パワーの3つのPと、
やる気、勇気、元気の3つの気で、今日もお互いに頑張りましょう(^^)/
それでは、また明日☆