「痩せる炭水化物」

こんにちは、トレーナーの新井です。

今日もブログを読んでくださり、ありがとうございます。

今回は「痩せる炭水化物」について、僕なりの視点でお話ししていきます。

【炭水化物=太るという誤解】

「炭水化物を減らせば痩せる」「糖質をカットすれば体脂肪が落ちる」といった情報がネットやテレビでも頻繁に取り上げられ、実際に炭水化物を抜くダイエットを実践している方も多いのではないでしょうか?

たしかに、短期間で体重が落ちるのは事実です。

筋肉や肝臓に蓄えられているグリコーゲン(糖質)が減り、水分が抜けて見た目がすっきりしていく感覚があります。

しかし、ここで覚えておいてほしいのは、「炭水化物=悪」ではないということです。

【炭水化物を抜くとどうなるか?】

炭水化物を極端に制限すると、エネルギー不足になりやすく、集中力の低下やイライラ、不安感など、精神面での不調を感じる人も少なくありません。

さらに、炭水化物は私たちの体にとって主要なエネルギー源です。

これを長期間制限すると、筋肉量の低下や代謝の低下にもつながり、逆に痩せにくい体を作ってしまうことがあります。

加えて、食事が制限されることで、家族や友人と一緒に食事を楽しめなくなる、外食を避けるようになるなど、社会的なつながりにも影響を与えることがあります。

精神的健康と社会的健康が損なわれると、いくら体重が減っても、それは「健康的なダイエット」とは言えないのではないでしょうか?

炭水化物を完全に断っていた反動で、ダイエット終了後に一気に糖質を摂取しリバウンドしてしまう…というパターンも多く見られます。

【痩せる炭水化物の選び方】

炭水化物を制限するのではなく、「質を選ぶ」という視点が大切です。

ポイントは「食物繊維」を含む炭水化物を選ぶこと。

・玄米
・雑穀米
・オートミール
・全粒粉パン
・さつまいも

こうした炭水化物は、血糖値の上昇をゆるやかにし、インスリンの過剰分泌を抑えるため、脂肪がつきにくいです。

また、食物繊維が豊富なため、腸内環境が整い、便通改善、免疫力の向上、肌トラブルの予防など、ダイエット以外にもたくさんの健康メリットがあります。

「食べる量」だけではなく「選び方」を意識することが、長く続けられるダイエットへの第一歩です。

【炭水化物を味方につけて、続けられるダイエットへ】

ダイエットの本質は、短期的に体重を減らすことではなく、「自分の体と心を整えながら、継続できる生活をつくること」だと僕は思います。

炭水化物を完全に断つのではなく、質の高いものを適量とっていく。

それが、精神的にも身体的にも、そして社会的にも無理のない、続けられるダイエットのコツです。

「炭水化物を抜けばいい」という単純な話ではありません。

水をしっかり飲んで、たんぱく質と野菜を意識し、活動量を少しずつ増やしていく。

そうした当たり前の積み重ねの中にこそ、本当に“痩せる体”をつくるヒントが隠れています。

焦らず、比べず、一歩一歩進んでいきましょう。

ということで、今日は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ポジティブ、パッション、パワーの3つのPと、
やる気、勇気、元気の3つの気で、今日もお互いに頑張りましょう(^^)/

それでは、また明日☆