こんにちは、トレーナーの新井です。
今日もブログを読んでくださり、ありがとうございます。
今回は、お客様からいただいたご質問「遺伝子組み換え食品ってどうなんですか?」について、僕なりの視点でお話ししたいと思います。
【広く使われているけれど、なんとなく不安】
スーパーで食品を選んでいるとき、「遺伝子組み換えでない」と書かれた表示を見たことはあると思います。
納豆や豆腐、食用油、とうもろこし製品など、さまざまな商品にこの表示が付いていることがあります。
その表示を見ると「反対に遺伝子組み換え食品は危ないのかな…?」といった漠然とした不安を感じている方も多いかもしれません。
遺伝子組み換え食品は、SNSやテレビ番組などでもさまざまな意見が出ていて、何を信じていいのか分からなくなることもありますよね。
【正しく知られていない科学的な安全性】
遺伝子組み換え食品に関する科学的な安全性については、すでに世界中の専門家によって結論が出ています。
世界保健機関(WHO)、米国科学・技術・医学アカデミー、欧州委員会などの国際的な公的機関が「遺伝子組み換え作物は、従来の作物と同様に安全であり、健康に悪影響を与えるという証拠はない」としています。
さらに、遺伝子組み換え作物はすでに20年以上、世界中で食品や飼料として利用されていますが、これまでに健康被害が確認された事例は一切報告されていません。
日本でも、流通するすべての遺伝子組み換え作物は「食品としての安全性」「飼料としての安全性」「環境への影響」について、法律に基づいて厳しく審査されています。
これをクリアしたものだけが、私たちの食卓に並んでいるのです。
【「怖いから避ける」より、「知った上で選ぶ」】
それでも不安がぬぐえないという方は、「表示」をチェックして、自分の納得のいく商品を選べばOKです。
日本では、遺伝子組み換え食品についての表示が義務づけられており、消費者自身が選択できる環境が整えられています。
「知って選ぶことができる」というのは、安心につながる大事なポイントですよね。
ただ、「遺伝子組み換えを避ければ健康になる」といった話は誤解です。
どんな食品を選ぶかよりも、「どんな生活習慣を続けているか」がカギになります。
たとえば、
・野菜やたんぱく質をバランスよく摂っているか?
・よく噛んで食べているか?
・ジャンクフードや甘いものばかりになっていないか?
・水分は足りているか?
・運動や睡眠はしっかり取れているか?
こうした日常の積み重ねこそが、体づくりの土台になります。
【選べる力と整える力を育てていく】
ダイエットも健康も、基本は「自分で考えて選び、生活を整える」ことです。
遺伝子組み換え食品は、ただ怖がるものではなく、必要に応じて選びながら上手に付き合っていく対象です。
科学の進歩をうまく活用することも、現代の私たちに与えられた選択肢のひとつなのだと思います。
「知識は不安を減らす安心材料」になります。
大切なのは「これが良い・悪い」という二択ではなく、「自分にとってどう取り入れるのが良いか」を考える力を育てていくこと。
食べることに正解や絶対はありません。
だからこそ、偏らず、焦らず、自分らしいスタイルを作っていくことが何よりも大切だと思います。
ということで、今日は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ポジティブ、パッション、パワーの3つのPと、
やる気、勇気、元気の3つの気で、今日もお互いに頑張りましょう(^^)/
それでは、また明日☆