こんにちは、トレーナーの新井です。
今日もブログを読んでくださり、ありがとうございます。
今回は「縄跳びとダイエット」についてお話しします。
お客様から「縄跳びダイエットってどうですか?」とご質問をいいただいたので、それについて僕の考えをお伝えします。
ダイエットを始めようとしたとき、「手軽にできる運動」として縄跳びを選ぶ方は少なくないと思います。
道具は手軽な値段で、場所はあまり取らず、短時間で汗をかける手軽さが魅力ですからね。
縄跳びは全身運動で、有酸素運動と筋力トレーニングの要素を兼ね備えた優れたエクササイズです。
持久力や心肺機能の向上、リズム感の強化にもつながります。
子どもの頃に楽しんだ運動という印象もあり、どこか懐かしくて始めるハードルが低く感じられるのも魅力のひとつです。
しかし、「縄跳びを毎日続ければ痩せられる!」と考えるのは、少し早計かもしれません。
多くの方が陥りやすい課題があります。
それは、「運動で消費するエネルギーは思っているほど多くない」という点です。
たとえば体重60kgの人が10分間縄跳びを続けても、消費カロリーは約100kcal前後。
コンビニのおにぎり1個分にも満たない程度です。
さらに問題なのは、運動による「疲労感」と「実際の消費エネルギー」にギャップがあるということ。
激しく汗をかいたり息が上がったりすると「すごく頑張った!たくさんエネルギーを消費した!」と思われがちですが、実際のエネルギー消費は意外と少ないというケースがよくあります。
そして「こんなに頑張ったんだから、少しくらい食べてもいいよね」と無意識のうちに食べる量が増え、結果的にエネルギー収支がプラスになってしまうことも…。
大切なのは、「運動で痩せる」という考えを手放すことです。
ダイエットの基本は、どこまでいってもエネルギーの収支です。
「摂取<消費」でなければ、体重は減っていきません。
そのため、運動は「ダイエットの決め手」ではなく、「ダイエットをサポートする役割」として考えることが現実的です。
縄跳びもその一つ。
決して悪い運動ではありません。
むしろ、縄跳びを習慣にすることで筋肉量の維持や基礎代謝のサポート、気分のリフレッシュ、姿勢改善などの効果が期待できます。
大切なのは、食事とのバランスです。
いくら縄跳びを頑張っても、食事の内容が乱れていては結果は出ません。
・主食・主菜・副菜をバランスよく摂る
・たんぱく質を意識して摂る
・食物繊維の多い食品を意識して摂る
・水分をしっかりと摂る
・夜遅い食事を避ける
・間食の量や質を見直す
こうした基本的な食習慣を整えたうえで、縄跳びやウォーキング、ストレッチなどの運動を日常に取り入れることが、無理なく健康的に体を整えていく近道です。
運動は「痩せるため」にやるというよりも、「自分の体を整える」「気分を前向きにする」「継続することで自己肯定感を育む」ためのものだと、僕は思っています。
「縄跳び=ダイエットの特効薬」と考えるのではなく、「日常に取り入れやすい運動のひとつ」として、上手に付き合っていきましょう。
健康的な食事と、適度な運動。
この2つを柱に、自分らしいペースでコツコツと積み重ねていくことこそ、リバウンドしない、続けられるダイエットの本質です。
ネットやSNS、テレビなどメディアの情報を鵜呑みにしないで、当たり前のことを当たり前のようにして引き続きご一緒に頑張りましょう!
ということで、今日は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ポジティブ、パッション、パワーの3つのPと、
やる気、勇気、元気の3つの気で、今日もお互いに頑張りましょう(^^)/
それでは、また明日☆