こんにちは、トレーナーの新井です。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
「グルテンフリーダイエットはどうですか?」という質問をいただきました。
まずグルテンフリーには大きな誤解があると思います。
グルテンフリーとは、小麦や大麦、ライ麦に含まれるグルテンというたんぱく質を避ける食事法です。
もともとは、セリアック病やグルテン不耐症といった、グルテンに対して体が過敏に反応する人のための医療的な食事療法です。
ところが最近は「グルテンをやめたら痩せた!」などの話が独り歩きし、グルテン=ダイエットの敵と捉えられがちになっています。
本当にそうでしょうか?
僕の考えは、グルテンフリーダイエットは基本的に不必要だと考えます。
日本人でセリアック病の人は1,000人に1人以下(0.1%未満)、グルテン不耐症の人も5%程度と言われています。
ほとんどの人にとってグルテンは問題のない成分です。
また、グルテンを抜いたからといって自動的に痩せるわけではありません。
実際、グルテンフリーのパンやお菓子には、糖質や脂質が多く含まれていることもあります。
とはいえ、気になる方は2週間のグルテンフリー生活をしてみることを提案します。
・朝食のパンをごはんに変えてみる
・うどんをそばやフォーに変えてみる
・クッキーを果物やナッツに変えてみる
などこうした工夫でグルテンフリー生活は意外と簡単にできます。
もしその2週間で「なんだかお腹の調子が良い」「むくみが減った」「だるさが取れた」などの体の変化を感じるなら、グルテン不耐症の可能性もあります。
そのときは、専門医に相談してみるのも良いでしょう。
話は戻ってご質問にお答えすると、グルテンフリー=健康を整えるための手段であり、ダイエットの近道ではないということです。
ダイエットの原理原則はどこまでいっても 、摂取カロリー < 消費カロリーです。
グルテンを抜いても、カロリーを摂りすぎていれば痩せません。
グルテンフリーダイエットなど目新しい何だか分からないものに振り回されすぎず、自分の体や嗜好と対話しながら自分に合っているかどうかを確かめながら、無理なく、正しく、気持ちよく続けられる方法こそがダイエット成功の鍵です。
食事も情報も、自分に合ったものを選ぶ力を育てていきましょう。
ということで、今日はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ポジティブ、パッション、パワーの3つのPと、やる気、勇気、元気の3つの気で、今日も一緒に前に進んでいきましょう(^^)/
それでは、また明日☆